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2011/09/28 水曜日 宮城県気仙沼市・津波被災を乗り越えて道の駅を再開:関 満博

道の駅以外にあいている店が無いので、被災しているひとの支えとなっている。

漁業者のひとも魚市場が被災しているので道の駅の直売所に出荷している。生活必需品の販売。飲食の場を提供、地域の情報センター、宅配便の受付も行っている。

瓦礫の中を車で走っていたら、道の駅が開いていて分かった。新しい道の駅の役割が見えていた。

明星大学教授 関 満博(せき・みつひろ)さん


感想
なるほど、道の駅は建物の構造的にも頑丈そうだし、大きな道のそばに立てられている。復興の拠点になるということか。
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2011/08/31Wed 原発事故で二本松に避難し新たに浪江焼きそばの店開店:関 満博

福島県浪江町(なみえちょう)は町全体が計画的避難区域。放射線量が高くて二本松市に避難。

浪江町に許可を得て入った。津波で瓦礫すらもない。住宅の基礎が残るのみ。なぜか信号機は点灯している。田んぼには雑草が生い茂っている。

浪江町で有名なB級グルメの「浪江そば」の店が店舗を借りて復活していた。7月1日に開店。人気となっている。

未曾有の事態に直面して避難している人達はどうしていいか分からない状態だ。浪江そばを再開した人は、それでも働くという前向きな気持ちが必要だといっていた。その人の取り組みが周りの人に勇気を与えて、一歩を踏み出していく契機になることを期待したい。


明星大学教授 関 満博(せき・みつひろ)さん

amazon リンク:関満博の本
感想
未来を恐れないで生きている被災者の姿に励まされた。バイトや派遣で食いつなぎつつ失業している自分にとって、一番悪いときこそ一歩を踏み出すきっかけを見つけるときだと考えさせられた。

関満博: 山陰の津和野で食育に取り組む 2010/4/14 水曜日

 ファーストフードが普及して食の乱れが問題になっている。日本フランス料理組合が子供たちに味覚教育をしている。もとはフランスで始まった「キッズ・シェフ」と呼ばれる活動。それに習い、赤松さんというひとが「津和野リトル・シェフ」という活動をしている。子供たちを対象に味覚授業をしたり地元食材を使った親子料理教室を開催している。

 赤松さんによると、今は子供に食育をしているが、その母親にも食育をしていきたい。また地域の生産者のマップを作って広げて生きたい、とのこと。家庭から生産者までその活動が広がりつつある。

一橋大学大学院教授 関満博(せき・みつひろ)


編者コメント
感想 [地味な話題でした]
 しばしば外国の政治学者から指摘されることだが、日本の先進的な政策はまず地方政府(県や市町村)で策定実施されてそれが国の政策になることが多い。

 地方発で出来るローカル政策は一般的に地味だ。しかしそれを実行している人々のフットワークの軽さとネットワークを組織している行動力には感心する。えらいなーと思う。







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関満博: 中国辺境の地への原材料立地、広西チュワン族自治区の日本企業 2010/03/17 水曜日

 ベトナムに接した沿海部の自治区。日本企業の進出には大きく二つのタイプがある。まず広東省からの二次展開(手工業)。カシオ計算機、スミダコーポレーション、イヤー・フォーンのフォスター電機など。もう一つは原材料を求めてということで、ハリマ化成は松脂を使ったロジンという接着剤。インキに用いられる。亜熱帯の松脂がいい。王子製紙はユーカリの植林。製紙のチップ材として。日本建材はユーカリ材の合板。ダイセル工業はサトウキビからアルギン酸の生産。

 工業製品の原材料を求め、現地で加工するために現地に日本企業が進出している。世界的な流れとして単純な原材料輸出は出来なくなっているので。付加価値の高い(生産性の高い)松→ユーカリ→サトウキビへと生産が移っている。

 低賃金を求めて中国に進出する日本企業が多かったが、将来にわたって安定した原材料供給をするために原材料生産にまで手を染める日本企業もある。

 アメリカへのフィッシュバーガーの材料にティラピアを養殖している。日本人は10人に1人くらい淡水魚特有の臭みを感じるのでまだ輸出していないが。将来的には日本にも輸出するかも知れない。

一橋大学大学院教授 関満博(せき・みつひろ)


編者コメント
感想 [へえー]

 もう10年くらい前に広西チュワン族自治区の北西隣にある雲南省に行った事がある。ある山間部に入ったらどここまでいってもゴムの木を植えていた。地元の人が植えていて生ゴムをどこかの企業に売っているとのことだった。そこの集落に入ると道が急にコンクリート舗装されていて、ガイドの人によると金持ちになったので道を整備したとのことだった。あのゴムの木の森はどうなっているんだろうか。サトウキビは気候の関係で植えていないだろうが、ティラピアの養殖池になっているんだろうか。またたずねてみたい。


 





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関満博 進化する中国内陸部の民営中小企業 2009/07/08

 中国沿海部の企業は世界同時不況で痛めつけられている。一ヶ月ぶりで中国西北部の寧夏回族自治区を訪れた。国内向けの生活用品の製造や砂漠の中のエネルギー基地計画は順調、いい感じだった。
 ヨーグルトのメーカー、カシミヤ企業が拡大していた。また埼玉県ほどの広さで石炭を元に火力発電所、石炭化学コンビナートが計画されている。数百のプロジェクトが進行していて、欧米の企業はたくさん参入しているが、なぜか日本の企業は見当たらなかった。
 電力会社や建設ラッシュのマンションに納入する配電盤の企業が大きくなっていた。世界同時不況で中国の輸出型企業はしんどいが、内陸では巨大なプロジェクトが進行している。日本からは見えにくいが...。

一橋大学大学院教授 関満博(せき・みつひろ)

関満博の著作 in Amazon.co.jp

編者感想
寧夏回族自治区というので今話題の新疆ウイグル自治区のそばかと思ったら、中国のほぼ中央に位置していた。古くから西域の民族と漢民族の混血が行われていた地域で黄河の流域でもあり、農産物も豊富のようだ。寧夏回族自治区のホームページ http://www.nxny.gov.cn/
 80%が漢民族なので、今回の暴動には影響はされないのかもしれない。しかし70年以上前は漢民族は少数派だったはずで、もともと住んでいた民族は「漢民族中国の繁栄」をどう見ているのか知りたいところでもある。あの東西に広い中国には時差がなく北京の時刻を中国の時刻にしている。少数民族の幸福の気持ちまで統一しようとしているのだろうか。地下資源が絡むとさらに生臭くなってくる。

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関満博 雑穀王国でこだわりのパンを製造

 岩手県花巻市で福学連携、農商工連携が行われている。雑穀は代用食だったが、いまは健康食として取り上げられている。岩手大学名誉教授の にしざわ・なおゆき さんが雑穀に注目した。
 にしざわさんは花巻市企業家支援センターの佐藤としおさんと出会い、雑穀の健康機能を生かした(商品販売で)農家支援に変わっていく。西ドイツでパンに感動し、雑穀とくるみ、天然酵母、竜泉洞の水、野田村の塩で「雑穀と大地の恵みパン」と称して商品化した。
 それに関連して岩手西沢商店という大学ベンチャーを興した。福学連携(福祉と大学の連携)で花巻にある授産施設「こぶし苑」で西沢さんがパンの製造を指導し、西沢商店が買い上げている。こぶし園ではパン工房「銀の鳩」をつくり西沢商店が生産委託し、製造販売している。年配の夫婦が車で買いに来ていた。
 この秋には「天の鳩」という農産物直売所とレストランを併設した施設がオープンする。地元の農産物を利用した農商工連携がはぐくまれている。きわめて現代的な取り組みだ。

こぶし苑パン工房「銀の鳩」オフィシャルサイト→ http://www.hanamaki-hureai.com/
花巻市「こぶし苑」の記事→ http://jmjp.jp/cnets/2009/05/post_335.html

一橋大学大学院教授 関満博(せき・みつひろ)

関満博の著作 in Amazon.co.jp

編者感想
ホームページで見たが、なかなかおいしそうなパンだ。硬さはどうだろうか。一週間くらいはカビないだろうか。こういう事業化のノウハウを広める活動もしているのだろうか。経営はうまく行っているのだろうか。いろいろ興味がわいた。

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関満博(せき・みつひろ):中山間地域の農村レストラン 栃木蕎麦の展開

今日は栃木県のケースで、農村レストラン・食による活性化ですね。(浜中アナウンサー)

農村レストランとしての)蕎麦は興味深い。蕎麦屋は職人的完成度の高い店が全国にあるし、農山村地域の伝統食の延長としても提供されている。
蕎麦は栽培が容易。高齢化した中山間地域でも、休耕田でも栽培可能。

栃木県旧今市市(現在は日光市)のケースは
農家が共同で地元の材料を使って経営するという農家レストラン農村レストランは栃木県が一番多い。2006年で70店ある。蕎麦屋はそのうちの76%。

旧今市市中長畑(ながはた)地区の例
もともと蕎麦を栽培し、打って食べていた。4人で組合を作り1991年スタート。すぐにあたった(繁盛した)。
20軒の農家に蕎麦の生産組合を作らせ、生産した蕎麦は農協に出荷する2倍の価格で買い取った。蕎麦屋を軸に農業生産も活性化した。

旧今市市小代(こしろ)地区の例
市に寄贈された旧三菱銀行頭取の邸宅を役立てようと、地元の人が組合を作り市から借りて蕎麦屋を始めた。これも繁盛し、従業員が23人にもなる。

旧日光街道の杉並木の公園の例
二ノ宮尊徳が考案した農家が復元されている。そこは公園の売店だったが、それを地区の人が蕎麦屋にした。男10人、女6人で運営し、とても繁盛している。

旧今市市水無(みずなし)地区の例
農家13軒が組合を結成。2000年に蕎麦屋「水梨庵」を作る。場所はわかりにくいのだが、口コミやインターネットで調べてよく客が入っている。ここは女性のみ9人でやっている。

旧今市市小百(こびゃく)地区の例
公民館建設に合築して蕎麦屋をやることに。1996年に35軒の農家で始める。全て女性で50代から80歳までの方が働いている。8:30から午後4:30まで時給850円。一年に6万人の客が来る。出資者に20%の配当をした。

きっかけは元今市市長が、農村の振興のためには市のいろいろなポイントに農村レストラン特に蕎麦屋をやるようにすすめたところから始まった。

関さん、今回のフィールド調査では随分蕎麦屋を回られましたね。(浜中アナウンサー)
ええ、2日で8軒、8枚の蕎麦を食べました(笑)。

農村レストランが良く機能している。集落をベースに取り組んでいる。収入と就業の場を提供し、高齢者雇用を行なっている。

農村レストラン・蕎麦屋は中山間地域の一つの希望の星として注目したい。

関満博の著作 in Amazon.co.jp


2008年 6月 11日 水曜日 一橋大学大学院教授 関満博(せき・みつひろ):中山間地域の農村レストラン 栃木蕎麦の展開


編者感想:きっかけを作った元今市市長は誰でしょうか?興味あります。

 古くからの日本のスローフード・ファーストフードである蕎麦は(バブル景気の頃からか?)それ自体がブランド化して高級な食品・料理として定着した。もう一つの伝統食である「うどん」は自ら安い食べ物としての道を歩んでいる。
 私はどちらかというと「うどん」が好き。香川県ではうどんが人気だが、如何せん単価が安い。金毘羅山ふもとの製麺所に隣接している食堂で出している素うどんで100円、豪勢なトッピングを3つ付けても500円程度(もちろん他の地域では高いうどんはあるだろうが)。ブランド化の道を敢えて取らなかった「うどん」でも農村活性化出来ないものだろうか。

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一橋大学大学院教授 関満博(せき・みつひろ):中山間地域の食品加工業の展開 2008/5/14

最近食品を巡る不祥事が続いている。安心安全に対する関心が深まる傾向にある。また、食料自給率がエネルギー換算で39%ということで食を巡る議論が活発化している。この状況から日本の食を廻る環境が変ってくるのではないかと思う。

条件不利地域と思われている中山間地域で興味深い取り組みが行なわれている。
安心安全こだわり高付加価値ネット通販、若い後継者がずいぶん出てきている。
    島根の中山間地域で注目した実例をあげると
  • 島根県雲南市の旧木次町(きすきちょう) 山の中の工業団地の一角に有限会社本田商店 5代目34歳の社長 ソバ製造(乾麺、有機栽培、無添加。何も入れないおいしいそば)。五年前には売上1億9千万円(従業員15人)、今年は20人で売上は4億2千万円。半生面で常温で90日保存可の技術がある。40%は東京の高級スーパーなどに下ろしている。
  • 雲南市旧大東町(だいとうちょう) ツチヤ養鶏 玉子一個145円 38歳の専務 24年位前から通販に取り組む。いまは一切卸しをしていない。現在は1万人の固定ユーザーをつかんでいる。売れ筋は5Kg(玉子約80個)の商品がよく売れている。一個40円くらい。ユーザーの大半は首都圏。鶏の数は1万2千羽。145円の玉子は玉子を生み始めて3週間までの親鳥が生んだ玉子。これが一番おいしい。
  • 雲南市旧三刀屋町(みとやちょう) 再仕込み醤油「紅梅醤油」39歳の7代目社長 2年かけて作る。雲南のエリアを御用聞きの形で届けている。千軒ほどの得意先がある。高齢化地域なので醤油以外の重いものも一緒に軽自動車(軽トラックか?)で届けている。最近では通販も手がけており、30%占めている。御用聞き・一般の卸売り・通販とある意味時代を先取りするやり方。梅酢を入れて塩分を抑えた醤油も作っている。
  • 雲南市の旧木次町(きすきちょう)の「木次酒造」 30代の社長が蔵元杜氏 山梨大学のワイン醸造学を学んで帰って来た5代目 将来は酒米も自分で作りたい。一切手を抜きたくない。

この地域では30歳台の若者がこだわって独特の存在感を示している。ここから日本の食も変って、中山間地域も変っていくのではないか。


2008年 5月 14日 水曜日 一橋大学大学院教授 関満博(せき・みつひろ):中山間地域の食品加工業の展開


編者感想:島根県雲南市にはそんな食品加工業があったのか。行ってみたい。本田商店の蕎麦は KINOKUNIYA でも売ってるという話だからのぞいてみるか。
本田商店の蕎麦 ネットショップで売ってました。 http://store.shopping.yahoo.co.jp/dandan-netshop/hn-2546-y.html
紅梅しょうゆのホームページ http://kobai-shoyu.co.jp/
木次酒造のホームページ http://www.kisukisyuzou.com/









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関満博(せき・みつひろ):中山間地域の農産物直売所 2008/4/16

道の駅などで直売所を良く見かけるようになった。一説によると年間4000億円くらいの市場規模になっている。年間の増加率が10%を越えている。現在わが国唯一の成長産業とも言われている。

当初は農家の夫人達が農協に出せない農産物を自主的に販売するというところから始めた。現在それが進化して、むしろ特殊な農産物は直売所に置かれるということで消費者に歓迎されている。
進化・歓迎された要因は二つある。
1.農家のご夫人達が日本の農業市場初めて預金通帳を持ったこと。農協に出していると、売上は全て農家の世帯主の預金口座に振り込まれるが、直売所の売上はご夫人達自身の口座に振り込まれること。モチベーションが上がった。
2.レジ(売り場)に立つので消費者に直接接触して市場の要請を知ることにより彼女達が工夫を重ねたこと。農協に出すと(流通の)取り扱いが簡単なように品種が限られてくるが、消費者のニーズを知ることで、今は栽培されなくなった作物や新しい野菜を栽培するようになったこと。残ったものは加工品にするとか、農家レストランに展開していく傾向がある。このことが新しい雇用も作り出していて、中山間地域では希望の星となっている。

島根県の出雲地方にある3つの直売所を訪れた。
1.島根県飯石郡飯南町 「青空市ブナの里」始めは週末市場から2002年より道の駅に隣接する店舗へ。会員は67人、半数は70歳以上。月一回休みの通年営業。昨年の来店者数は9300人、売上高7500万円。直売所の会員一人当たりの年間売上高は100万円を目標とされるので、それを超えている。個人ベースでは500万円以上の人もいる。「自分で値段をつけて売っている。それが元気の素」。
2.出雲市に合併された旧佐田町 「NPO法人まめだかネット」1998年に地元のスーパーに女性グループが野菜を持ち込むところからスタートした。合併により今は農協を中心にNPO法人化してている。会員約240人、平均年齢70歳。2005年度の売上は5200万円、会員一人当たりの平均売上は30万から40万円(年間)。生産者みずから生産物を持ち込むことが多いが、中山間地域の高齢者にとっては難しい場合もある。そのため32箇所の集荷場所を決めて週三回NPOの車が集荷している。高齢化と人口減少が進む中山間地域の直売の究極の形かもしれない。
3.出雲市に合併した旧加茂町(編者注:旧加茂町は出雲市の南に隣接する雲南市に合併されている)の市街地に展開している「加茂遊学ファーム」 もともと加茂町には小規模な直売所が5ヶ所あって、それらを網羅するようなものに変えて行くため6人の有志が集まり株式会社にした。出荷する方が134人、出荷する人は販売には立たない、遊学ファームに委託する。年間売上が約6000万円、出荷者一人当たり45万円。出荷者の多くが農協系の直売所にも生産物を出している。遊学ファームの店舗は道の駅などではなく住宅街の中にあるので、住宅街の人の希望にも応える意味で直売所とミニスーパーの役割を期待されている。バナナなどのよそからの仕入れ品が15%ある。近年近くに農協系の直売所が出来たので方向性(直売所かミニスーパーか)を模索している。

地域条件が違うので直売所の形も様々。いずれにしても中山間地域の農業生産者に希望を与えている。これまで農協に依存していた生産者の方たちが自分達で(販売して現金を得ることを)考え始めた。


2008年 4月 16日 水曜日 一橋大学大学院教授 関満博(せき・みつひろ):中山間地域農産物直売


編者感想:四国の山間地に住んでいる私の両親もほんの少し農産物直売に参加している。地域内の直売所と、道の駅、そして確か農協が音頭を取って100Kmも離れたニュータウンのスーパーに直産コーナーを設けて週一回出荷している。直売所の方は地産地消で購買者も地元の人だ。悪いわけではないが、性格が煮詰まった年寄りよろしく(笑)「作ったから買え。出来た物を買え」というスタンスで、買う側・食べる側に立った工夫をしてない。道の駅では、観光客を想定していて地元の人間から見たら価格設定が高い。これではリピーターになってもらえない。また、遠く離れたスーパーで売ったら輸送費が大変だろうと聞いてみたら、そのとおりで輸送業者が儲かっているだけだという。
 農産物は利益率がとても低くて、(自分の人件費をのぞいた)肥料、自動車・機械の燃料などの原価を差し引いた残りの利益は、物によれば売上の1,2割だとか。耕地の少ない山間地なので生産量は少ないがとてもおいしい米、お茶、蜜柑、豆などを生産している。それを季節ごとに送ってもらって東京で味あわせてもらっている私としては、うまく流通させて正当な対価を得られればいいのにと思う。しかし、たまに帰省して見ると、よそでやっていることを真似するだけで、地元独自に産地直売で活性化しようとする・それを支援する人材が全くいない。しかし足を引っ張る人はまだいる。市場規模が4000億円にもなったのなら、いろんな中山間地域に本気で取り組む人が出てきて欲しい。

青空市ブナの里 直売所 http://www.r-yamanami.com/rest/buna.html
加茂遊学ファーム法人化の記事 http://www2.pref.shimane.lg.jp/nogyogijutsu/gijutsu/genti-jirei/fukyu-jyouhou/07039unn003.html










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関満博(せき・みつひろ):民営企業して発展する郷鎮企業・中国無錫の郊外都市宜興(ぎこう)市の現在 2008/3/26

郷鎮企業 中国の村の企業 1990年代の後半に一気に民営化に踏み出した。
かつての郷鎮企業はどうなったかとこの3月に無錫の郊外にある宜興市に行ってきた。

宜興市はもともと陶器・石材の産地。さらに中国で唯一の環境保護サイエンスパークを持っている都市。場所は太湖(上海の西にある琵琶湖の3倍の広さの湖)の西岸。

郷鎮企業から民営化した企業の例。
汚水処理施設の設計から製造・設置を手がけている「こうそきんざん環境保護エンジニアリング」、88年に従業員全体で株式を保有し民営化。水処理では中国のトップ企業。
電線ケーブル製造が70%、ほかに医薬品製造・不動産の「新遠東集団(ファーイースト)」があり、従業員5,000人・売れ上げ高2000億円。92年に従業員27人で民営化。三千万円で買い取られた。当時の工場長が現在の経営者45歳。中国での電線製造のトップ企業。
希土類の精製力世界第三位・生産量世界第二位の「チャイナレース」。84年に5万円で設立された郷鎮企業(耐火煉瓦製造)。99年に当時の工場長が買取、民営化。中国南部の希土類の鉱山を買い取り300億円の売上、従業員1200人の企業にした。98%を輸出。

郷鎮企業の多くはアパレル(衣料品)や日用品製造が多いが、宜興では興味深いケースが見られている。

中国の2000年代は民営企業の時代だといわれている。その発展のスタイルは3つに分けられる。
1.若者が独立創業するパターン。広東省では、進出した外資系企業ではたらいた若者、大都市のソフト企業で働いた個人の独立創業。
2.国有企業の民営化、いろんなパターンがある。
3.郷鎮企業からの転換。今回お話したもの。

宜興市は長江下流だが交通の便に恵まれていない。個人の独立創業のケースより、かつての郷鎮企業をベースにした民営化が顕著。重工業・基礎産業部門にその動きが強まっている。
中国の企業社会・産業構造も厚みのあるものになってきている。

村の小さな企業から発展してきて、その企業の活動が国内市場だけでなく海外市場を含めた展開になってきている。民営企業の本格化を象徴している。日本の企業もこのような企業と関係することが重要。

(番組のアナウンサーである)木村さんと8年くらいこういったお話しをしてきました。今日で私の話は100回目くらい。最後の30回くらいの話を「地域産業の現場を行く」と言う題名で出版しました。


2008年 3月 26日 水曜日  一橋大学大学院教授 関満博(せき・みつひろ)


編者感想:番組のキャスターをやっている木村アナウンサーは今期の番組改変で降板するとか。やわらかい声質と評論家顔負けの受け答えが印象的だった。中国と言えば、十年前に雲南省の景洪市に観光で行ったきりだけど、変ってるんだろうな。

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当ブログの編集者は東京都在住40代後半男性(現在失業中)です。就職したら頻繁には更新しなくなるかもしれません。

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