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鈴田敦之(すずた・あつゆき):中小企業の景況急悪化は何を物語るか 2008/3/10

この2月下旬ころから発表された中小企業の景況は急速に悪くなっている。倒産も増えている。
 中小企業金融公庫 利益増-利益減の指数が -8.4 前の月と比較して-6.2の悪化 2003年1月以来の低水準
 日銀、内閣府の調査 地方の景気足踏みが指摘され、中小企業の景況が悪化
 商工中金 個人消費が悪くて小売・飲食・宿泊の中小企業が特に厳しくなっている

これらの傾向は景気全体が調整局面に入る前兆と見ている。

原因1.中小企業の景況が悪くなった最大の原因は、原材料価格の高騰とそれを転嫁できずに収益を圧迫していること。
 日本の企業全体にもいえることで、力の強いところから先行して玉突きのように値上げ交渉が進んでいる。しわよせは中小企業がかぶる可能性が高い。

原因2.今回の景気は外需と設備投資主導でいずれ国内投資にも回るだろうと期待されていたが、調整期に入るとしぼんでしまう。
 耐久力の弱い起業は人員整理、リストラに入らざるを得なくなっている

原因3.サブプライムローンの影響がでてデジカメなどの対米輸出が減少し始めている。その下請けの起業に影響が出てきた。

この他に主ではないが原因として注目しているのは「官製不況」といった側面もあるということ。法律の改正・制度の変更により中小企業活動に悪影響をもたらしている。
 建築基準法改正(建築偽装防止) 建築期間が延びて中小企業の経営を圧迫
 信用保証協会の制度変更 保証を100%から80%に。これにより金融機関の貸し倒れリスクが20%になる。貸し渋りに。
 貸金業法改正 零細企業の最後のよりどころは商工ローン、消費者金融。ここで借りにくくなっている。
 金融商品取引法改正 外国ファンドが出所を明らかにされるのを嫌い日本から出て行った。

政府は金融支援対策を出した。83業種にたいし信用保証協会で保証して貸す(6月まで)。抜本的ではない。

外需依存の体制を内需拡大の景気拡大にしましょうと言う声はあるが、政府は輸出を進める施策をとっているし、また輸出で景気回復を狙うのは手っ取り早い。

中小企業の景況急悪化により、日本の産業のありかた、内需への転換を考える信号が燈った。

2008年 3月10日  評論家 鈴田敦之(すずた・あつゆき)


編者感想:内需拡大の政策はイデオロギーとは関係ないと思うので、どの政党も提案できるだろうに。よっぽど難しいんだろうか?今までどの政党もやったこと無いからか?

テーマ : ビジネス展望
ジャンル : 政治・経済

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