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藤原直哉(ふじわら・なおや):金融システム国有化の先にあるもの 2008/10/24

要約:底なしの株安だ。円高も何処まで行くか分からない。金融機関、国、大企業が破綻しそうになっている。世界的に資金の注入をするといっているが、金額が少ないし、時期が遅かった。来年までは株・資産価値は下落するだろう。政治がリーダーシップを取って国の再建プランを示さないと楽観的な見通しは描けない。


昨日の東京株式市場、日経平均株価は8000円割れ目前まで下落しました。また、外国為替市場では一時1ドル96円台まで円高が進みました。これについて一言頂いてよろしいでしょうか?(山下アナウンサー)

底なしの株安と言う雰囲気が市場に漂ってきている。円高も100円をあっさり割り込んで何処まで行くか分からない。そんな恐怖感が一番強いように思う。

アメリカのサブプライムローン危機に端を発したこの金融危機はアメリカ以外の先進国新興国、さらに資源国にもおよんで、ふと気づくと全ての国の株が下がってきている。
また、あらゆる通貨に対して円高が進んでいる。これは日本から流れ出していた投資・投機資金が日本に戻ってきていることによる円高だと考えられる。世界の市場が混乱すればするほど円高になるという困った状態だ。
資源の下落で資源国の投資が挫折して経済が崩壊の危機に陥る状況になっている。ただ単に(資源商品への)投機が失敗したと言うだけでなく、資源国の経済・資源国に投資した人たちの損失と言う問題も生んでくる。

最近、国が巨額の財政資金で.金融機関を支えようという話になっている。ところが最近は金融機関だけではなくて新興国・国じしんもつぶれるところが出てきた(アイスランドなど)。アメリカでは大手の自動車メーカーにも経営危機がきている。
この状況のなかで各国当局は金融機関・新興国をとにかくつぶさないという意思を持っていて、つぶさないように無制限にお金を供給するという事で世界中の連携は取れている。それだけはいえる。

世界的に公的資金を注入するということになってくると思うんですが、効果はないんでしょうか?(山下アナウンサー)

少なくともアメリカ、ヨーロッパ、日本は中央銀行は資金注入をかなりやっているが、株価の下落は止らない。円高も止らない。新興国の破綻も止らない。少なくともそれだけでは効果が無いと言える。
その理由は

  • 破綻の規模が大きすぎる。公的資金を注入するといっても金額が少なすぎるのだろう。
  • 資本注入、公的資金注入の時期が遅すぎた。

ヨーロッパのように預金は全額保護するとか、時価会計を凍結する、といって預金の引き出しを止めたり株価の下落を止めようとしているが、効果が無いようだ。
不良債権を生み出す元となっている住宅価格の下落はアメリカでもヨーロッパでもまだ続いている。不良債権の源はまだ増えつづけている。いまのところ不良債権の拡大が止る様子は無い。
新興国の破綻救済のためには何百兆円もいるが、そんな大金は何処にも無い。

各国協調して国を支えるということになるが、どうやってやるかと言うと分からない。
産業界で放っておくと失業倒産があふれてくる。とめるためにはさらに巨額な資金が必要となり、国がもつのかという問題になる。

今後どのような見方をしますか?(山下アナウンサー)

おそらく、来年まで株価・資産価格の下落は止らない。来年落ちるところまで落ちたところでどうするか。フランスのサルコジ大統領は「国家がもう一度昨日を回復してみんなで投資をやって盛り上げよう」と話している。そういう前向きの話が出てくると次の展望も見えてくるが、いずれにしても来年だ。今は資産価格の下落で政治家も経済界も大慌ての状況だ。

いまは資金を出してとにかく破綻をとめようと、それだけを今やっている。従って、株安・円高はまだ続きそうだ。どこまで行くかは行ってみないと分からない。
こうなってくると各国が国際を発行して資金調達が許されるのかという(各国の)体力勝負になってくる。すると(国債を買ってもらうために)金利が上がってきてその国はそれ以上国債を発行できない状態になる。
これだけ同時にお金を出しまくっていると激しいインフレがくるのは間違いない。インフレに対する備えも必要になってくる。

来年はこの調子だと倒産失業があふれてくるので、政治が動かないと国が動かなくなる。政治がリーダーシップを取って「もう一度みんなでこういう風に国を再建するためにお金を集めて、市場システムも産業も作り直しましょう」といわない限り(倒産失業は)止らない。

今はある種世界大恐慌だから、ここの所を深刻に考えて、しかもこれを止めるのは政治の第一歩のリーダーシップだと思う。そこのところが動き出すまでは楽観的な見通しは描けないと思う。

2008年 10月 24日 金曜日 経済アナリスト 藤原直哉(ふじわら・なおや):金融システム国有化の先にあるもの


編者感想: いまはある種の世界恐慌で、来年までこの混乱は続き、その混乱を資金注入でしのぎつつ、政治が国を再建するプランを掲げてそれを実行するリーダーシップを示すことが求められる、ということか。実効ある再建プランは国や経済が前の敗戦のときのように焼け野原になっていないとうまく働かない。なまじ焼け残りがあると中途半端なものになる。悩ましいところだ。

テーマ : ビジネス展望
ジャンル : 政治・経済

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