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山下一仁 米のトレイサビリティー 2009/07/14

 米トレイサビリティー法が国会で成立した。コメ流通に大変な変化が起こる。しかもマイナスの影響だ。トレイサビリティーとは取引の履歴を残しておくもの。牛肉は狂牛病の影響ですでにトレイサビリティーが行われている。米の汚染米事件で米にもそれが導入された。
 一見、消費者にとってよさそうだが、コストがかかる。農協でなく個々の農家が直接流通業者に販売するとトレイサビリティの管理が大変手間になる。牛肉は食肉処理場に一旦集められるので管理が楽。
 米にはミニマムアクセスがあるので、国内の米にはいろんな値段が発生する。工業用の米は1トン1万円、食用だと1トン25万円。横流しすると絶対儲かる。
 減反を廃止して米価を下げると国内の食用の需要が増える。国産米がミニマムアクセス米よりも下がればミニマムアクセス米を購入しなくてもすむ。さらに安くなれば国産米を輸出できる。
 経済政策の基本と言うのは、問題の根っこに直接対策を打つこと。牛にしても米にしても、問題がおきたらトレイサビリティーというのは安易な対策だ。汚染米を利用した農水省の権益拡大という匂いもする。農協などの流通業者を通じて農家に米を販売させることを強制させるという流通の問題もはらんでいる。

経済産業研究所上席研究員 山下一仁(やました・かずひと)

山下一仁の著作 in Amazon.co.jp

編者感想
今年の4月24日の官報に米トレーサビリティ法のことが載っているらしい。来年の秋から施行されるとか。北海道新聞の記事にも少し出ていた。http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/hrice_news/55645.html
肉なら塊だから混じることは無いけど、粒粒の米は混ぜてしまうとわからない。魚沼産コシヒカリが生産量をはるかに超えて流通しているとか怪しい話は多い。汚染された米は食べたくないけど、米の値段があがるのは困る。いっそ、山下氏のいう「減反廃止」をどこかの地域でやってみて「米作のコストがこれだけ下がりました」という実証をしてみてもらいたいものだ。

テーマ : ビジネス展望
ジャンル : 政治・経済

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PCR & 元素分析

混ぜても、遺伝子検査PCRで品種をチェックが可能ですし、お金と手間はかかるけど微量元素分析(ヒ素殺人事件の捜査で使われた)で産地の同定は可能だと思います。

これを一部抜き取りで定期的に検査し違反があれば厳しい刑事民事罰を下せば、抑止力になるかと。
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当ブログの編集者は東京都在住40代後半男性(現在失業中)です。就職したら頻繁には更新しなくなるかもしれません。

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