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関志雄: ポスト金融危機の最重要課題となる経済発展パターンの転換 2010/4/15  木曜日

 中国は高成長を持続させるために経済発展のパターンの転換を目指している。
    具体的には、
  1. 需要構造の面では「投資と輸出から消費へ」
  2. 産業構造の面では「工業からサービス業へ」
  3. 生産様式の面では「投入量の拡大から生産性の上昇へ」
今年3月に開かれた全人代では経済発展パターンの転換は投資と金融危機の最優先課題として焦点となった。経済発展を続けてきた中国が、ここにきて直面する内外の環境に変化がある。

    温家宝首相は経済発展パターンの転換の方策を次の6つを協調している。
  1. 重点産業の調整と振興を推し進める。企業の合併・再編。立ち遅れた生産設備の淘汰。製品の質の向上。
  2. 戦略的な振興産業を育成。新エネルギー、新素材、省エネ、環境保護、バイオ、医薬、情報ネットワーク及び先端製造業
  3. 中小企業の発展を促進。創業など市場への参入を容易にする。政府が財政金融の面で支援する。
  4. サービス業の発展を加速させる。金融、物流、研究開発などビジネス向けサービスにくわえて公共サービス・不動産サービス・観光といった民生のサービスがその重点となる。
  5. 省エネ・排出削減に積極的に取り組む。鉱業・交通・建築におけるエネルギー効率の向上。水汚染問題への対策。循環型経済と省エネ・環境保護産業の発展、気候変動への対応。
  6. 地域間のバランスの取れた発展を推し進める。医療・教育の地域間の均等化を進める。
 これらの政策は対症療法にすぎない。根治療法ではない。中国が抱えている構造問題の原因は、市場経済への移行過程において、資源と土地といった生産要素の価格の自由化や国有企業の民営化、社会保障制度の整備などが遅れていることによる。

 経済発展のパターンの転換を成し遂げるにはこれらの分野の改革を加速しなくてはならないが、その際、既得権益層の反対が予想され、目標の達成は容易ではないだろう。

野村資本市場研究所シニアフェロー 関志雄(かん・しゆう)



編者コメント
感想 [さすが中国]
 中国には困難なときに明確な指針を出せる政治家がいる。そこが日本と違う。大きな国なので、指針が出たからといってうまく運営して目標達成できるかどうかは分からないが、後は行政の官僚達と協力してやっていくのだろう。

 中国は一気に日本に追いついて追い越した。そして日本と同時にほぼ同じ問題に直面している。両国の政治家も官僚も同じ問題に取り組んでいるのだから、彼らのレベルで日中の交流を盛んにしていい方策を探るというのはどうだろうか。







テーマ : ビジネス展望
ジャンル : 政治・経済

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