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2011/08/17 水曜日 日本と韓国の電気料金格差とその背景:十市 勉

2010年で日本は電力料金は16.3円/1kwh、韓国は6.6円/1kwh。約2.5倍の違いがある。資源の乏しい日本と韓国なのだがなぜか。

    その原因は
  1. 2005年の時点でも2倍差があったので最近の円高為替レートだけでは説明できない。
  2. 電力構成の違い。韓国は発電コストの安い原子力が40%、石炭が38%で約8割を占める。日本は原子力が30%、石炭が28%で、発電コストの高いLNGが30%を占める。
  3. 設備負荷率。どれだけ発電設備や送電線が使われているか。韓国は75%、日本は60%ちょっと。韓国は夜間の電気料金を下げている。
  4. 韓国は貿易依存度が高いので、政策的に産業用電力料金を下げている。
  5. 環境規制、安全基準が違う。温暖化防止のCO2排出量にかんして韓国は国際的な義務を負っていない。日本は負っている。また、韓国はほとんど地震がないので原発の安全基準が異なる。
  6. 電気事業の体制が異なる。韓国は2001年まで発電送配電全国一社体制だったが、発電部門、送配電部門を分社化した。ただ、実質的に国有企業なの料金は国が決める。
  7. 韓国は建設費、管理費、営業経費が安い。

日本の電力事業の安定供給と発電コストをどう下げていくか、韓国を参考にする部分も多いだろう。

日本エネルギー経済研究所 専務理事 十市 勉(といち・つとむ) さん
感想
 久しぶりに外国為替のレートを調べてみた。ウォン/円の比率は、2005年の0.071で2011年は0.097だから為替レートではその料金格差は説明できない。そのとおり。
 ただ、この論者はどういう意図があってか知らないが、いままでの「原子力は発電コストが安い」という決まり文句を繰り返していた。福島原発事故以来、発電コストの計算間違いが指摘されて「原発は発電コストが高い」ことが明白になったにもかかわらず、大部分は正しいと思われる話の中に、明らかに間違ったことを交えていることに奇異な印象を覚えた。

amazon リンク:十市勉の本

テーマ : ビジネス展望
ジャンル : 政治・経済

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No title

韓国の電気料金は、日本の電気料金の2分の1。
韓国は、原子力発電の割合が約34%とフランスに次いで高い。だから、電気料金も安いと原発推進論者は声高に言うけれども、本当なのか?

韓国の労働者の平均年収は、日本の2分の1だ。
だから、電気料金が2分の1でも、収入に占める電気料金の割合は、
ほとんど変わらない。
電気料金を国際比較するなら、
平均年収に対する電気料金の割合を調べなければならない。

購買力平価の観点からの比較が必要だ。

Re: No title

もう10年くらい前のことですが、仕事で韓国出張していたとき、韓国の企業の方に韓国国内を自動車で送ってもらったことがありました。ガソリンスタンドで給油していたのでガソリンの値段を見てみると、確かそのときは日本の1.5倍くらいしていたように覚えています。
韓国の平均購買力から考えると、ガソリンは日本の感覚の2倍から3倍の値段ということになります。

ご指摘の通り、発電コストやガソリンなどそれぞれの国民視点から見てみるのも大いに参考になりますね。
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当ブログの編集者は東京都在住40代後半男性(現在失業中)です。就職したら頻繁には更新しなくなるかもしれません。

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