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関満博(せき・みつひろ):民営企業して発展する郷鎮企業・中国無錫の郊外都市宜興(ぎこう)市の現在 2008/3/26

郷鎮企業 中国の村の企業 1990年代の後半に一気に民営化に踏み出した。
かつての郷鎮企業はどうなったかとこの3月に無錫の郊外にある宜興市に行ってきた。

宜興市はもともと陶器・石材の産地。さらに中国で唯一の環境保護サイエンスパークを持っている都市。場所は太湖(上海の西にある琵琶湖の3倍の広さの湖)の西岸。

郷鎮企業から民営化した企業の例。
汚水処理施設の設計から製造・設置を手がけている「こうそきんざん環境保護エンジニアリング」、88年に従業員全体で株式を保有し民営化。水処理では中国のトップ企業。
電線ケーブル製造が70%、ほかに医薬品製造・不動産の「新遠東集団(ファーイースト)」があり、従業員5,000人・売れ上げ高2000億円。92年に従業員27人で民営化。三千万円で買い取られた。当時の工場長が現在の経営者45歳。中国での電線製造のトップ企業。
希土類の精製力世界第三位・生産量世界第二位の「チャイナレース」。84年に5万円で設立された郷鎮企業(耐火煉瓦製造)。99年に当時の工場長が買取、民営化。中国南部の希土類の鉱山を買い取り300億円の売上、従業員1200人の企業にした。98%を輸出。

郷鎮企業の多くはアパレル(衣料品)や日用品製造が多いが、宜興では興味深いケースが見られている。

中国の2000年代は民営企業の時代だといわれている。その発展のスタイルは3つに分けられる。
1.若者が独立創業するパターン。広東省では、進出した外資系企業ではたらいた若者、大都市のソフト企業で働いた個人の独立創業。
2.国有企業の民営化、いろんなパターンがある。
3.郷鎮企業からの転換。今回お話したもの。

宜興市は長江下流だが交通の便に恵まれていない。個人の独立創業のケースより、かつての郷鎮企業をベースにした民営化が顕著。重工業・基礎産業部門にその動きが強まっている。
中国の企業社会・産業構造も厚みのあるものになってきている。

村の小さな企業から発展してきて、その企業の活動が国内市場だけでなく海外市場を含めた展開になってきている。民営企業の本格化を象徴している。日本の企業もこのような企業と関係することが重要。

(番組のアナウンサーである)木村さんと8年くらいこういったお話しをしてきました。今日で私の話は100回目くらい。最後の30回くらいの話を「地域産業の現場を行く」と言う題名で出版しました。


2008年 3月 26日 水曜日  一橋大学大学院教授 関満博(せき・みつひろ)


編者感想:番組のキャスターをやっている木村アナウンサーは今期の番組改変で降板するとか。やわらかい声質と評論家顔負けの受け答えが印象的だった。中国と言えば、十年前に雲南省の景洪市に観光で行ったきりだけど、変ってるんだろうな。

テーマ : ビジネス展望
ジャンル : 政治・経済

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