スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

山下一仁(やました・かずひと):農山漁村のサービス産業化

山下さんは昨日まで農林水産省農村振興局次長でした。(浜中アンカーの紹介)

農山漁村の問題は中央との格差が拡大しているということ。
・全国の有効求人倍率が1.06なのに、地方では1.0以下
・人口5万人以下の地域では6割(の市町村)が光ファイバーを全く使えない。
・高齢化で1400の集落が今後5年間で消滅する恐れがあるという調査もある

この10年間で広域合併が進んだ。都市部より農村部で多く進んだ。長崎、広島などでは7割を越える市町村が(広域合併により)消滅した。
広域合併の良い点は、狭い区域で市町村ごとに学校・病院を作り無駄な事業を重複してやっていたが、広域的な政策調整ができるようになること。
悪い点は政策が人口の多い中心部に行きがちになること。行政サービスの空白地帯が生じる。

この問題は農山漁村に十分な所得が得られる雇用の場が確保されることにより解決される。
その為には農山漁村のサービス産業化に期待している。

1960年頃に農家所得が勤労者所得を下回るようになり、政治問題化した。農工間の所得格差の是正が問題となり農業基本法が作られた。
その法律では農業所得を増大させて格差是正を解決しようとした。
70年代に入り農村の工業化が進み、農業以外の所得増加によりその問題は解決した。

しかし、この方法は今では使えない。工業のGDPに占める割合は2割以下。第3次産業が7割。
食料品の国内総生産の内訳を見ると、農漁業(1次)は11%、加工業(2次)35%、飲食店(3次)21%、流通業(3次)28%。
第3次産業は食料品の帰属割合でみても5割以上になっている。

農山漁村はそこに農業があることが強み。それをもとに地域起こしをする。生産だけでなく、漬物を作ったり(加工業)、直売所(流通)、レストラン(飲食店)、グリーンツーリズムなどの取り組みが大切。

農業の6次産業化 1次産業+2次産業+3次産業=6次産業

グローバル化の中で農業の生き残りは規模拡大でコストを下げ、農産物を安く供給する必要がある。
(農家一戸あたりの)農地を拡大するとはじかれた人が出てくるが、小さいボートにみんなが乗り込めば、みんなで沈んでしまう。

農山漁村のサービス産業化に取り組むことにより地域全体の所得を増やすことができれば、農業を辞めた人も農産物の加工に、グリーンツーリズムに取り組むことができる。


2008年 4月 1日 農政アナリスト 山下一仁(やました・かずひと)


編者感想:この人の話は漢字が多い、理路整然として分かりにくい。数字を出して問題を明確にしていると思うけど、所々に仮定があって(望ましい)結論に結び付けている。山間の村で子供時代をすごした私からみると、日本の農政は農業の労働生産性を上げることのみ力を入れてきて、スイスやドイツ、フランスにある「満遍ない国土の発展」という思想が最初から抜け落ちていると思う。今になって3次産業化なんていわれると、それは正しいんだろうけど、(農政の)先輩達がした仕事に『猫の目農政』と呼ばれるわかりやすい評価があることも忘れないでよ。また、棚田の保存をボランティア任せにし、花粉症の元となる杉・ヒノキを一面に植えっぱなしにした後で「グローバル化」だなんていうのは責任回避だよ。

 山下一仁氏プロフィール→ http://www.rieti.go.jp/users/yamashita-kazuhito/index.html
 農林水産省農村振興局→ http://www.maff.go.jp/j/nousin/index.html







テーマ : ビジネス展望
ジャンル : 政治・経済

コメントの投稿

非公開コメント

FC2カウンター 2008/3/24~
プロフィール
当ブログの編集者は東京都在住40代後半男性(現在失業中)です。就職したら頻繁には更新しなくなるかもしれません。

ニタリクジラ

Author:ニタリクジラ
写真上のプロフィールを編集できないのでそのままです。派遣やバイトでつないでいますが、状況としては変わっています。
また形式を変えてはじめます。

カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
リンク
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
小さな天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カテゴリー
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
携帯電話からもご覧になれます
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。