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諸富徹(もろとみ・とおる):洞爺湖サミットの課題 2008/4/22

洞爺湖サミットでは何が話されるでしょうか?(山下アンカー)

最大の話題は、地球温暖化問題をどうやって解決していくか、ということ。とりわけ、2013年以降は京都議定書の期間を超えるので何も国際的な取り決めが無い。それをどうやって作っていくか、これが最大の話題。
    テーマとしては
  • 2050年に全地球の温室効果ガスを半分にするといわれているが、国際合意としてやっていくのか。そのためのスケジュールは?
  • それが合意されたとして、国別の削減数値目標をどうやって決めていくか
  • 途上国(特に排出量の多いBRICSの国々)がどうやってこういった国際的枠組みのスキームに入ってくるか

対立点は、ヨーロッパは2050年に半減という目標を掲げている。ところがアメリカはそのスケジュールだと経済に打撃を与えるので反対。アメリカは2025年までに増えるのを止め、その後へらす。ヨーロッパとはぜんぜん違う。
数値目標を立てることについては日本はあいまいにしていて明言していない。議長国として(やる気があるのかとヨーロッパから)問われる点だと思う。
    途上国と先進国の対立がある。
  • 特にアメリカは、インド・中国は大量排出国だから途上国は削減義務を負って減らし始めねばならないことを強く求め、でなければ私たちは排出削減義務を負わないと明確に言っている。
  • 途上国は、先進国はこれまで温暖化ガスを排出して地球温暖化をもたらしたのだから先進国が先にやるべきだと主張している。

日本が議長国としてこの難しいパズルを解いていくことをしなくてはならない、逆にいえばチャンス。
2009年末に京都議定書の締約国協議(COP-15:コップ・フィフティーン)が開かれ、ここで(次の温暖化対策の)成案を得ることになっている。そこへ至る大きな位置付けとして洞爺湖サミットがある。ここで方向性が決まるとそれに沿って進められるだろう。重要なポイントだ。
    そのポイントとは
  • 2050年に(温暖化ガス排出)半減、2030年には25~40%削減することを国際合意を得ることが第一点としてある。
  • 国別数値目標があるということでまとめていく。(産業)セクタ別アプローチなどの合理的(と思われる)方法・ルールで各国別の数値目標を決めるのだ、という方向を参加国に同意させること。
  • 途上国の参加に道筋をつけること。途上国は量的削減義務は持ちたくない-アメリカは途上国が削減しないと参加しないといっている。私の考えでは、現段階ではエネルギー効率を改善するような目標を持ってもらって、技術移転と資金援助をするというスキームを立ち上げる(のではないかと思う)。

こういった項目についてサミットで合意できるかどうかがポイント。

2009年の COP-15 に向けて、アメリカ、日本、ヨーロッパ、途上国のそれぞれ異なる利害と方向性を持った国々がどうやって合意点を見出すか、という非常に難しいパズルを解いていくことになる。


2008年 4月 22日 火曜日 京都大学大学院准教授 諸富徹(もろとみ・とおる):洞爺湖サミットの課題


編者感想:2009年末に「気候変動枠組み条約第15回締約国会議」が開催され、その会議のことを COP-15(コップ・フィフティーン)と呼ぶようです。
つまり、この洞爺湖サミット地球温暖化問題・温室効果ガス削減以外の話題を政府が流し、マスコミが頓珍漢な報道を多く流し始めたら、議長国として福田首相は全世界から「あいつは頼りにならん」というレッテルを貼られてしまったということになる。がんばれ、福田首相。おれは応援するぞ(見てるだけだけど)。

地球温暖化温室効果ガスの問題は実は明らかになっておらず、先進国が政治的な(安定支配の)ツールとして使っていることも見逃すべきではないと思う。地球物理学的に言うと、地球温暖化の原因はわかっていないし、100年以内に解決される問題でもないと思う。また、温室効果ガスの影響もしかりで、マスコミはそのように宣伝しているが温暖化の原因とは証明されていない。京都議定書にもそのように表記されている。そこには科学者の良心が残されていて「地球温暖化の原因はわからないけど、今出来ることをやろう」と表現されている。
温室効果ガス削減」は先進国にとって政治的にとても有効なツールといえる。







テーマ : ビジネス展望
ジャンル : 政治・経済

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