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高木勝(たかぎ・まさる):先送りの経済課題 2008/3/3

先送りの経済課題

家計部門に景気回復のメリットがちっとも及んでいない。政府・日銀は企業の好業績が家計に及んでくると昨年の11月に発表したが実現していない。
サラリーマンの収入は名目・実質(物価変動の考慮あり/なし)ともに減少している。2007年度の前年比で0.7%・0.8%の減。

雇用情勢が悪化している。
 完全失業率は昨年の7月で3.6%だったのが今年1月では3.8%に上昇。有効求人倍率は2006年7月で1.09倍だったのが今年の1月は0.98倍に減少。

内閣府は2月の月例報告で景気判断を1年3ヶ月ぶりに下方修正
 こうなるとついに家計部門にメリットが及ばないままにこの景気回復が終わってしまうかもしれない。

デフレが解消していない。
 原油資源価格の上昇で一部の物価は上がっているがトータルで見たデフレも解消していない。
 2007年の名目成長率は1.3%、実質は2.1%で逆転している。
 GDPデフレータは2007年12月期まで39四半期前年割れ。総合的な物価指数は約十年下がりつづけている。
 一旦デフレに陥るとそこからの脱却は容易ではないことがよく分かる。一種のあり地獄に入っているのではないかと思う。

経済格差は改善していない。
 現時点でも広がりつつある。所得格差も拡大している。「ジニ係数」は2002年の0.4983から2005年の0.5263になっている。
 全体の25%の世帯が所得全体の75%を占める状態。地域間格差も依然として拡大。企業規模間の格差も固定化が見られる。

財政赤字が改善していない。
 政府は2011年度に基礎的財政収支(プライマリー・バランス:簡単に言うと借金を増やさずに国家予算を立てること)の黒字化を目指すとしているが、実現は難しくなりつつある。

これ以外にも先送りの経済課題が多い。福田政権はこういった課題の解決に全力をあげてもらいたい。

2008年 3月 3日 月曜日  明治大学教授 高木勝(たかぎ・まさる)


編者感想:小泉政権の尻拭いをせざるを得ない福田政権には同情します。でも投げ出さないでがんばってね。

テーマ : ビジネス展望
ジャンル : 政治・経済

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