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黒瀬直宏(くろせ・なおひろ):中国の発展を支える商人活動 2008/5/8

中国は世界の工場といわれるようになって久しいが、中国の工業化に商人が大きな役割を果たしている事はあまり知られていない。

上海から南西に300kmのところにあるぎゆう(義烏市のことか?)という町があって浙江省の中心に位置している東京都23区ほどの広さ、その中心に日用品を中心とする卸売市場が広がっているる。
さらにその中心をなすのが、「中国小商品城」(小商品=日用品)で1982年に創設された市場、一日の来客数が20万人を超えるというからすごい。全世界からバイヤーが来る。取引額の68%が輸出。日本の100円商品のふるさと(ここで仕入れている)でもある。

その商品の70%は地元の浙江省で作られている。この巨大市場(いちば)を販路として地元の工業が発展してきた。3800社以上のアクセサリの生産者が集まっており、中国のアクセサリー製品の70%を占めている。現在義烏市の一人当たりGDPは30年間で200倍以上にもなった。

鶏毛換糖(けいもうかんとう)」という行商活動が行なわれていた。1970年代の中ごろまでは、行商人や農閑期の農民が義烏特産品の砂糖で作った飴を他の地域に運んで鶏の羽や骨と交換していた。良質な羽根は飾り物やハタキにし、それ以外は畑の肥料としていた。貧しい計画経済時代の農村では、物々交換で貨幣が流通していなかった。
1970年代末の改革開放政策が始まると、農業請負耕作などで余剰生産物を市場で自由に売ることが出来るようになった。農家が現金収入を得ると日用品に対する需要が急増した。計画経済で動いていた国営企業はこの需要に対応できず、日用品の需給不均衡が(中国全土で)生じた。
このことにいち早く気づいたのが各地を歩いていた義烏の行商人だった。彼らは飴の代わりに日用品を交換するものにした。一部の行商人は国営企業から製品を買い集めたり、また自ら簡単な機械を購入して自分で作るようになって、それを他の行商人に売るようになった。行商人の中から卸売りと生産に携わるものが出てきた。

義烏には定期市(ていきいち)があったが、常設の市になっていった。それが最初に行った「中国小商品城」として整備されていった。整備されていくと、沿海部の温州など他の地域の商人も義烏での取引に参加するようになった。さらに中国各地に分市場を作り、中国小商品城から商品を入れて2次卸の機能を果たすようにもなった。2000年以降は海外へも日用品を輸出している。これが周辺での日用品の生産拡大を促していった。

商人は販路を用意しただけでなく、1990年代から商品の差別化が必要になり、自ら生産するようにもなった。自社工場、現地事務所、販売代理店などを整備して活発に活動している会社もある。

かつて日本でも産地問屋が活躍していた。その後衰退してしまった地域が多い。残っていても逆に中国製品の輸入を手がけているだけで、必ずしも地元の産業発展に貢献しているとはいえない。(日本の産地問屋は)日本の産業集積発展のために新たな商業機能の復活が望まれる。


2008年 5月 8日 木曜日 黒瀬直宏(くろせ・なおひろ):中国の発展を支える商人活動


編者感想:知らなかった。既に日本の駐在事務所というか現地法人まであって日本人スタッフを通して「中国小商品城」と商売が出来るようになっていた。
中国の人は商売がコスモポリタンです。水草からDVDプレーヤーまで様々なものを扱っています。日本で似たようなことをしているといえば(総合)商社でしょうか。商社の場合は物を買い付けて卸すというブローカー的な活動が主だけど、義烏の商人達は地元の生産力を背景に世界に輸出している特長がある。
中国小商品城の日本語ホームページ http://www.basic-china.com/
同じくその紹介 http://basic-china.dreamblog.jp/12/9/

テーマ : ビジネス展望
ジャンル : 政治・経済

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