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伊藤実(いとう・みのる):後期高齢者医療制度 2008/5/22

前回もこの話題を取り上げたが、それ以後も混乱している。
その原因はいくつかある。

政治の場でのやり取りが、まるでテレビのワイドショーのようになっている。本質論には触れず印象的なことを論じている。「姥捨て山」とか、当事者の人が聞いたらドキッとするようなことを言っている。その結果、選挙をすると、高齢者の人口は多いし投票率も高いのでいままでの予想とは異なる選挙結果が出る。ますます「ワイドショー」の威力が高まっている。
年金についても本質的な議論をせずワイドショーみたいなことをやっている。これではヨーロッパ諸国のような本質的かつ大胆なな改革は出来ない。

行政も、かなり本質的な改革をしたにもかかわらず、揚げ足取りをされるようなことをしょっちゅうやっている。「医療保険料が下がると言っているのに、上がるじゃないか」ととい人が結構出ている。個別にきめ細かな説明を市町村の窓口でやるべきなのにやっていなかった。
そもそもネーミングが無神経すぎる。「高齢者」の「後期」なんてつけるから「姥捨て山」、「長生きするなと言っているのか」と上げ足をとられる。そしたらあわてて「後期」を「長寿」と言い換えたりする。
また、ある市町村でやったことだが、通知の封書に黒い枠を付けていて、受取った人の気分を害した。

一方、この制度に腹を立てている高齢者が制度を理解しているかというとほとんどの人は内容を分からないで怒っている。

社会保障というのは世代間の助け合いが大原則。ところがいままでの制度でやってみたらうまくいかない。
通常(サラリーマンとして)働いているときには健康保険組合などの職域保険に入る。定年後は国民健康保険(などの地域保険)に入る。すると高齢化に伴い国民健康保険は高齢者が増えてきた。それに対して健康保険組合から財政支援したら、8割くらいの健康保険組合が赤字になってしまった。
そんなわけで、医療費を沢山使うのは高齢者の方々だから、いろんな組織が支えようと言うことになった。それで今の制度に移った。1割が高齢者、5割が国(税金)、4割が健康保険組合で負担しようとなった。高齢者の負担が大きいわけではない。

引退した高齢者の中には基礎年金しかもらっていない人もいる。こういう人に保険料を払えと言うのはむり。所得、資産のある人は上乗せして払い、基礎年金でやっと生活している人には軽減するなり免除するといった細かな対応が必要だった。国はいまそれを検討している。最初からやっていれば大混乱にならない。

財源はヨーロッパ諸国を見れば分かるように消費税になる。ヨーロッパの消費税は20%前後。しかし良く見ると食料品は定率にするなどの配慮をしている。その配慮が大切。


2008年 5月 22日 木曜日 労働政策研究研修機構統括研究員 伊藤実(いとう・みのる):後期高齢者医療制度


編者感想:行政はサービス業なんだから国民という客に配慮した仕事をしなければそっぽを向かれる。制度を作り上げるキャリア官僚から役所の窓口担当者まで、国民・住民を幸せにしようと思って働いて欲しい。

以前から思っているんだけど、「消費税」と言う名前はいいかげんに「売上税」に直すべきじゃないか?英訳したら Sales Tax なんだから。消費税と言う名前を聞くたびに誤魔化されている気分になる。

テーマ : ビジネス展望
ジャンル : 政治・経済

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