スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

田中直毅(たなか・なおき):サブプライムローンに発する世界的な信用収縮は避けられるか 2008/5/30

アメリカ・日本の今年の経済成長は横ばいではないか。中小企業の集まりでは、石油・原材料の値上がりと、消費低迷で販売価格が上げられないことにより利益が出せないという悲鳴が上がっている。
一方、証券化商品の値付けが難しくなって、銀行が与信を簡単には増やせないようになってきている。従来値上がりしていた住宅・不動産などには、今度は値下がりの危険があるというのでその分野には融資を手控えるようになる。
すると倒産が増えているときに、銀行としてはそんなところに融資は出来ないとなって信用収縮が起きる恐れはある。

企業としては、原材料の値上がりは「前門の狼」とすると、簡単には融資をしてくれない(銀行)「後門の虎」がある。いいアイデアはあるんだけど、だから設備投資が出来ない。

石油・食料はずいぶん高いところまで上がっていると思っている人も多い。経済がこのまま横ばいとなれば、買い上げすぎたという見通しが膨れ上がってもおかしくない。そのときには値崩れする。
おそらく、この年央、夏から秋にかけてだと思うが、国際的にもものすごく上がった水準の原油価格などが値崩れすると見るべきだろう。これだけガソリンが上がると消費量がへるし、企業ではもう少し燃料を使わない方法を考えるだろう。これが出てくると需要の面でも抑制できそうだ、それにくらべて値段が上がりすぎている。そうなると価格調整が起きる。これで「前門の狼」がなくなりインフレ懸念が抑制できるということになる。

これまで景気対策をなんとかしろと言う議論が多かったが、今は騰がりすぎたものが沈静化するのを待つという見極めをせずに、政府の景気対策が前面に出ると問題がややこしくなる、と言う考え方が広まっている。市場における調整を待ってから次の事態(への対応)を考えよう。夏に掛けては様子見と言うかんじが広がっている。

去年の8月は1バレル80ドルだった。サプブライムローン問題が大きく懸念されたのは去年の8月上旬だった。そのときに、世界の銀行は流動性が心配だ(お金が必要になるぞ)という狼煙が上がった。先週、原油価格は1バレル135ドルに迫った。ドル安が進むとドル建ての国際商品については上がると見た人たちが「買い」のポジションを持ったわけである。しかしこれはどこかで処分しなくてはいけない。あるいは既に処分した人もいるわけで、最後に買った人は高値掴みになる可能性がある。そんな見方が広がれば、早く処分した方がいい。

何かをきっかけに、(高騰している石油・資源・食料の暴落が)明日起きても不思議は無い。この夏にかけて、みんないろいろ情勢展開を考えるので、一度調整が起きても不思議は無い。


2008年 5月 30日 金曜日 評論家 田中直毅(たなか・なおき):サブプライムローンに発する世界的な信用収縮は避けられるか


編者感想:国際石油価格を決めるWTIの先物は、ニューヨーク商品取引所のほかにロンドンにあるICEという企業が運営するネット上の先物取引市場でもが取り引きされている。そこでの取引はWTI先物の30%を占めていて、アメリカのヘッジファンドや投資銀行がWTIの先物を買い、原油価格を高騰させている。
 この問題は2000年から取りざたされていたがブッシュ政権は何の規制もしないままだと言う。1バレル50ドルが正常価格だとすると暴落の変動量『半値・八掛け・二割引=1/3倍』を当てはめると、1バレル当たり150ドルになったときに暴落が始まることになる。
さて、この夏、石油は下がるでしょうか?

テーマ : ビジネス展望
ジャンル : 政治・経済

コメントの投稿

非公開コメント

FC2カウンター 2008/3/24~
プロフィール
当ブログの編集者は東京都在住40代後半男性(現在失業中)です。就職したら頻繁には更新しなくなるかもしれません。

ニタリクジラ

Author:ニタリクジラ
写真上のプロフィールを編集できないのでそのままです。派遣やバイトでつないでいますが、状況としては変わっています。
また形式を変えてはじめます。

カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
リンク
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
小さな天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カテゴリー
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
携帯電話からもご覧になれます
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。