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田中直毅(たなか・なおき):中国における石油製品と電力料金の引き上げ 2008/6/27

要約:中国共産党は今まで経済システムに大きく介入してきた。今回の石油・電力の値上げも市場に任せた結果ではない。中国は市場経済に移行したとはいえまだ経験不足だ。

WTI石油先物が1バレル140ドルを越えて史上最高値を更新しましたね。(浜中アナウンサー)

物価が上がり賃金を上げる動きが強まる。できることは金融引締め。

世界中のエネルギーが高騰する中,中国については石油・ガソリン・電力は抑制してきた。国家の財政赤字を増やしながらも補助金をつぎ込んでいた。
しかし,先週灯油・ガソリンを18%引き上げる、電力料金も5%引き上げることを決めた。
エネルギー・素材をあまり使わない産業構造が中国でも必要だが、価格統制をしているとそれが出来ないのでエネルギー価格を引き上げた。

中国共産党は市場で決めるだけでなく共産党の配慮によって経済システムに介入することにより,経済の分野でも共産党の権力が維持できるという前提を取った。
市場で全てを決めるなら、経済における共産党の役割はなくなる。本来はそのくらいの命題だ。これからはこの非常に難しいテーマを中国共産党は抱えることになると思う。

為替における人民元の値決めでも金利の引き上げについても、経済に詳しい人と中国共産党の経済部門の党官僚の間に相当の食い違いがあったといわれている。結果として折衷案のような方針がとられ、情勢が悪くなるとお互いが相手のせいにしている。

今回、灯油と電力を引き上げたのは市場に任せたのではなく、(折衷して)おずおずと少し引き上げたことにすぎない。

先進工業国からすれば、サブプライムローン問題から始まる世界の需要停滞に対して金利引上げだけでいいのかという議論はもちろんある。しかし、先進国ではやむおえないなという事になっている。中国では、まだそこまでを見極めるような国内意見の集約は出来ていない。

経済に介入してきた故に政策当局にも国民の側にも(市場経済の変動に対処する)経験値が足りない、集積していないのが現状ではないか。


2008年 6月 27日 金曜日 評論家 田中直毅(たなか・なおき):中国における石油製品と電力料金の引き上げ


編者感想: 中国が市場経済を導入してどんどん伸びているときに、アメリカの(誰だか忘れたが)経済学者が「中国は今は調子がいいが、市場経済の経験が無いのでいずれ状況が悪くなったときに最低限の対策が取れなくなって深刻な状態に陥るだろう」と話していた。インフレをもっとも恐れる中国共産党はどんな手を打つだろうか。

テーマ : ビジネス展望
ジャンル : 政治・経済

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北京

いま、私は中国、北京にいます。初めての地ですが、色々刺激的です。
聞くところによれば、いま北京市内でガソリンは1Lほぼ1米ドルだそうです。
毎日、北京情報(といっても知れてますが)blogに流しています。

霧の北京に感動

プログ拝見しました。
霧のロンドンならぬ「霧の」北京ですね。日本のテレビニュースでは北京の見栄えのいい晴れた映像を中心に流しているようなので、初めて見た北京の「霧」に感動しています。良いものを見せていただきました。
FC2カウンター 2008/3/24~
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