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藤原直哉(ふじわら・なおや):深刻化続く欧米の住宅ローン危機 2008/7/18

要約:米国の住宅ローンの政府系金融機関が行き詰まった。不況とインフレで世界経済は大変な状況と思ったほうが良い。追い詰められるとアメリカはドルに対するルールを変えてきた。日本をリーダー達は早めに手を打つべきだ。
アメリカの住宅ローン危機は深刻なようですね?(山下アナウンサー)

経営がいきづまった二つの政府系金融機関にはアメリカの財務長官が無制限に増資と融資に応じるよう議会に対して提案をしているところだ。
600兆円もの資産を持った政府系金融機関が行き詰まるというのは極めて異例なこと。
アメリカ西海岸の地方銀行が完全に経営破たんして預金保険公社が買い取り、ペイオフが実施された。個人だと10万ドルを超える分は切り捨てられた。
ヨーロッパの大陸でも住宅価格の暴落とローンの返済が出来ないことによる破綻が急速に拡大している。ヨーロッパでもこの数年間住宅バブルがあったが、これがはじけた。

こうした影響を受けて株価が下がり、ドルも下がった。住宅ローンを返せないほど不況なので自動車が売れず、原油価格が大きく上昇したのでアメリカの大手自動車メーカーも経営危機に陥っている。

アメリカが不況になると、そこに輸出している中国、日本、ヨーロッパが不況になる。こうした状況を踏まえて投資家はリスクを回避しようとして資金を回収し、短期の預金などに置いておく言うような動きが強くなる。銀行も今までのように積極的にお金は貸さない。買い渋り、貸しはがしをやっている。
投機資金で原油・穀物にお金が行きがちになる。物の値段が上がる。インフレになる。世界中こうやって不況と物価高が広がってくる。
前から(私が)言っているように世界大恐慌の様相が深化していって、世界経済は大変な状況だと意識したほうが良い。

今後どんな展開になるでしょうか?(山下アナウンサー)

アメリカは金融危機の真っ最中。政府の対応に注目している。アメリカ政府は多くの金融機関にとって、「最後の貸し手」ではなく「唯一の貸し手」といわれる。税金を投入して、国民が損失を出分のものとして受け入れるという意味で、金融機関を救済するという公的資金の投入が進むかどうか。

泥沼のイラク・アフガン戦争の戦費と同様に、金融破綻に対する財政出動も底なし沼的に巨額な天文学的な数字になる可能性が高い。
そうすると、ドルは値が下がる。アメリカの金融機関などから大量のお金が逃げ出すのは時間の問題になってしまう。

西海岸の銀行がペイオフになったので、アメリカ国民は金融機関を選ぶ動きが加速しそうだ。従って金融機関の破綻はまだまだ続くのではないか。

アメリカの歴史を振り返ってみると、アメリカ政府は追い詰められると中央銀行も含めて、ドルについてルールを変える可能性がある。昔、固定相場制を変動相場制に変えた。我々としても良く考えなくてはならない。

ヨーロッパでも金融危機、産業危機が広がってきているのでヨーロッパでも金融システムの維持は綱渡り状態が続くだろう。
もしヨーロッパでもアメリカで起きているような金融危機が発生すると、今度はドルに対してユーロが安くなる。
今の所はこの危機は収まるどころか広がるばかりで、今年の秋ぐらいの状況を見てどの程度の危機なのか判断できるのではないか。
解決策が見つかるとしても、来年以降のことではないかと思う。

経営悪化でアメリカ政府が支援を打ち出した二つの金融機関が発行する債券を、日本の銀行・保険会社が15兆円以上保有しているニュースがありました。日本はどうなっていくでしょうか?(山下アナウンサー)

アメリカ、ヨーロッパと進んできた金融危機は改めて日本にも上陸せざるを得ないと思う。
日本では円高によって投資したお金が随分目減りしている。円高で輸出系企業の収益が落ちる、不況で輸出が出来ない。
原油の高騰は投機資金が原因なので、緊急経済対策ということでもできないし、日本政府は大赤字なので緊急経済対策をやろうという声がそもそも出てこない。
経団連を中心とした90年代に元気の良かった輸出系の製造業、金融機関も状況に翻弄されているばかりだ。

このままだと来年は失業者が急激に増えてしまいかねない。非常に危機的だ。まさに今、日本のリーダーの能力が試されているとき。

いろんな意味で日本をも守るといった観点から、もう少し内需を振興して国内で仕事を増やすとか、不良債権を隔離して金融に大きな影響を与えないようにするとか、今のうちから手を打っておかないと、今年の秋から来年は大変なことになりかねない。


2008年 7月 18日 金曜日 経済アナリスト 藤原直哉(ふじわら・なおや):深刻化続く欧米の住宅ローン危機


編者感想: 去年の今ごろからサブプライムローン危機が囁かれ始め、とうとうアメリカの住宅ローンを支える連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)が行き詰まった。グローバル化で世界中が大騒ぎになる幕が上がった。日本経済は前から言われていた内需主導には変っていない。
 自分に振り返って見ると、この秋から来年までに失業者があふれるというのなら、この8月中に何とか就職しないといけない。暑い夏になりそうだ。

テーマ : ビジネス展望
ジャンル : 政治・経済

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